『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンス、もし政治的発言でファンが映画をボイコットしても「仕方ない」



近頃、政治的発言で話題を呼んでいるクリス・エヴァンスだが、米国ではセレブが自身の政治的なスタンスについて明らかにすることは珍しいことではない。しかし、ハリウッドではこのところ、そうした言動が反発を受けやすい。仮にこのような流れを切り抜けられる人物がいるとすれば、それは恐らくクリス・エヴァンス、つまり「キャプテン・アメリカ」以外、何者でもないだろう。2018年に公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に登場するヒーローの1人が政治的に自分とは違う見解だからと言って、この映画見逃したい人がいるだろうか? もし「私は観ない」という人がいても、クリス・エヴァンスは大丈夫なようだ。


先日、世界有数の男性誌『Esquire(エスクァイア)』に特集されたエヴァンスは、沢山のトピックについて語っている。2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』と冒頭の新シリーズとの合間に製作された、新作映画『ギフテッド』(2017年4月7日全米公開)のプロモーションの一環だ。インタビューでエヴァンスは、4月から再び撮影開始となるマーベル作品の新シリーズ以降、キャプテン・アメリカとして出演しなくなる、と述べている。ヒーロー役は卒業、ということなのだろう。今後は『ギフテッド』のような小作品に多く出演することになるようだ。

マーベル社から生まれたアメリカン・コミックヒーロー役を演じ、その代表的な存在であると言ってもいいエヴァンス。彼のような人物が政治的な発言をすることは、必ずしも全ての人に受け入れられる訳ではない、ということを彼は知っている。エヴァンスは、前述のようにアンチ・トランプという自身の立場を公で明らかにしていた他、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の元最高幹部、デービッド・デューク氏に痛烈なツイートをお見舞いしたこともあった。

『Esquire』で、スーパーヒーロー、クリス・エヴァンスは、政治的発言の影響について次のように述べている。

「僕は映画の動員数や興行収入の高さが物を言う世界で生きている。だけど、もし自分が心から憤りを感じるようなことに対して、皆を気にして何も言わなければ、僕は2度と自分の姿を鏡で見れないだろう。つまり、これは率直に語ることに関わる問題だと思う。僕たちには何か特定の物事について反対する権利がある。だから僕の主張を聞いて、僕が出演する映画を観たくない、という人がいればそれも仕方がないと思うよ。(中略)『何が起きているか分からないのか? 今こそ声を上げる時だ』という人もいる。それも分かるけど、そろそろ落ち着く時じゃないかな。トランプに投じた人たちが全て分からず屋というわけじゃないだろうしね。中間層の人たちが大勢いた。そのことに対して希望を捨ててはいけない」

■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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