鬼才ラース・フォン・トリアー監督の新作がカンヌで上映!残忍なシーンに退席者が続出するもスタンディングオベーションが起こる


ラース・フォン・トリアー監督と言えば、"物議を醸す"がもはや名前の一部であるかのような人物で、インターネット上で「troll(荒らし、釣り)」というスラングがまだ知名度を得ていない頃から観客を釣り、煽ってきた。


デンマークの映画監督であるトリアー監督は、『ドッグヴィル』、『アンチクライスト』、『奇跡の海』、『ヨーロッパ』、『メランコリア』、『ニンフォマニアック』など、インパクトのある作品を数多く出掛けてきた。

そんなトリアー監督は、カンヌ国際映画祭において先日行われた新作『The House That Jack Built』(原題)の上映会で、望み通りの観客の反応を再び得たようだ。退席者が続出する一方で、映画が終わると6分間のスタンディングオベーションが起こったのだ。

トリアー監督が脚本も務めたこの新作は、マット・ディロンを主役に迎え、殺人を精巧なアートと見なす米国の連続殺人犯ジャックを描く。生々しい殺人シーンが何度も出てくるが、100名以上が映画の途中で退席したと報じられている。

(※ネタバレ注意:どうやら退場者が1番多く出たシーンは、ジャックが狩猟用ライフルで幼い子供2人の頭を吹き飛ばすシーンだったようだ)

以下、観客の感想の一部をご紹介しよう。

「ラース・フォン・トリアー監督の『The House That Jack Built』を観てきた。気色悪い。見せかけ。吐きそう。拷問。哀れ」

「ラース・フォン・トリアーの作品から退席した。不快な映画。製作されるべきじゃなかった。俳優も同罪だ」

「ラース・フォン・トリアー作品のプレミアから退場した。子供が射殺されるシーンを観ることが芸術や娯楽だとは思えない」

「それでも、カンヌの観客はラース・フォン・トリアーの『The House That Jack Built』にスタンディングオベーションを捧げた。僕の近くに座っていた誰かが『彼らは誰にでも拍手するんだ』って言ってたけどね」

多くの観客が手厳しい感想をツイートしたが、これがかえってこの映画に対する人々の興味を引くことになった。そもそも、議論を呼ぶ忌まわしい映画に人は魅力を感じるものだからだ。以下の予告編をぜひ、ご覧いただきたい。




ユマ・サーマンや、エルヴィス・プレスリーの孫ライリー・キーオも出演する『The House That Jack Built』は、トリアー監督の出身地であるデンマークで、今年の11月29日に公開される予定だ(日本での公開は未定)。

■参照リンク
https://www.moviefone.com/
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