「スター・ウォーズ エピソード7」話はこれからどう展開してゆくのか?(マイク・ライアン)


 それで、やっぱりスター・ウォーズ エピソード7(それからエピソード8と9も)は制作されるみたいだね。ジョージ・ルーカスは何年も、2005年の『シスの復讐』がこの大作の最後のエピソードになるって言っていたけどね。
 だけど、もし僕たちスター・ウォーズファンが分かっていることが1つあるとしたら、スター・ウォーズに関して言えば、ジョージ・ルーカスの言葉は割り引いて聞かなければならないということだ。僕としては、彼の言葉の確からしさは、例えて言えば、「一粒の塩」に値するよりも小さい、残った小麦粉の粉みたいなものだと思うけどね。ルーカスがいつ質問されたかによるけど、70年代の最初の計画では、スター・ウォーズ映画を9作品、または12作品作る予定だった。気が変わって、彼がルーカスフィルムをウォルト・ディズニーに売却したのは特に驚くことではないけど、現実の問題は:話はこれからどう展開してゆくのか?ということだ。

 まず、心に留めて置かなきゃいけないことがある。前回のスター・ウォーズ映画、『ジェダイの帰還』はジョージ・ルーカスの脚本ではなく、また彼が監督したものではない。その前作の『帝国の逆襲』も彼の作品ではない。それでも世間の人たちはこの2作品が好きみたいだね、特に『帝国』は。だから、新しい脚本家と監督に関する見通しは、少なくとも興味深いものだ。だけど、もし君が『帝国の逆襲』の続編を書いているとしたら、どんな展開を書くだろうか?あまり当てにならないけど、本当に3つの選択肢しかない。

 えーっと、その選択肢について議論すべきかな?ごめんごめん、もうみんなは当然その選択肢を知っていると思ってたよ。だって僕は、みんなが僕と同じぐらいスター・ウォーズを好きだって時々思い込んでいるからね。オーケー、じゃあ議論しよう。


1.)オリジナル3部作の俳優を使う。

 これは3つの選択肢の中で一番起こりえないことだから、今後選択肢から外してもいいと思うよ。いいかい、僕はアンソニー・ダニエルズが今後C-3PO役をやらないと言っているんじゃない。だって実際、それはあり得ることだからね。
 だけど、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーが最初の役柄を演じるのを見るチャンスは、ダントゥイーン(スター・ウォーズに出てくる辺境の草原惑星)よりも現実からかけ離れたことだろうね。ハリソン・フォードは『ジェダイの帰還』にさえも出演したくなかったと話していて、ハン・ソロの役はもうやらないと何度も言っている。(それとは反対に、インディ・ジョーンズはまだ気に入っているようだ。)

 さらに2015年には、ハリソン・フォードは73歳になる。マーク・ハミルは64歳だ。僕たちは、年を取ったルーク・スカイウォーカーを思い浮かべたくないよね。最初のキャストで映画を続けるということは、エピソード7が『ジェダイの帰還』の32年後という設定にしなくてはならないということだ。このヒット作の一番大きな時間移動は、『シスの復讐』と最初のスター・ウォーズ作品(題名を挙げるなら、『新たなる希望』だね)の19年間だ。


2.)オリジナル3部作の配役を替える。

 これはスター・ウォーズに対する冒涜のように思えるかもしれないが、2人の別の俳優がオビ=ワン・ケノービを演じていることと、2人目の俳優がルーク・スカイウォーカーを演じていることは、どんな違いがあるんだ?
 これは確実に選択肢の1つだが、賢明な選択ではないね。前編では若い俳優が必要だったから、ユアン・マクレガーはオビ=ワン・ケノービとして受け入れられた。だけど、ルークやハン、レイアはオビ=ワンよりももっとファンに愛されているからね。もしハン・ソロが配役を替えられたら、どこにでもいるマヌケな奴らが「どうしてハリソン・フォードを使わないんだ」ってわめくだろうな。(何故かって、ハリソン・フォードはおまえらの新しいスター・ウォーズ映画に出たくないんだよ。って、どうせ聞いてないんだろ?)

 もし僕がエピソード7の行く末について聞かれたら--もちろん、誰も僕に決めろって言わないけどね--この選択肢を選ぶだろうね。残念ながら、一番あり得る選択肢は一番憂鬱なものだという感じがするんだ:3.)全く新しい登場人物のグループ。

 パッと聞いた感じでは、この選択肢はあんまり魅力的じゃ無いよね。きっとC-3POとR2-D2はいつも周りにいてくれると思うけどね。だけどもし、ディズニーの経営陣が終わりの無い映画のシリーズを制作したいと思っているなら、彼らは新しい配役を登場させる必要があるだろう。
 もちろん、彼らは『笑撃生放送!ラジオ殺人事件』(ジョージ・ルーカスが原案・製作総指揮を務めた、ラジオ局で起こるドタバタ劇をコミカルに描いた作品。興行的には失敗に終わっており、日本においては劇場未公開でビデオ発売されているのみ)の続編を制作するために、40億ドルを費やしてルーカスフィルムを買収したのではないだろうけどね。

 しかし、この選択肢に関する問題は、次の作品の設定を、オリジナル3部作のすべての登場人物が死んだ後(まあ確かにもっともなことだけど)ということにしない限り実現可能ではない、ってことだよ。それでいて前作と重なる部分が必要にもなる。オビ=ワンとダース・ベイダーが続編とオリジナル3部作の橋渡しをしたけど、今度は別の登場人物が同じことをやらなくちゃならない。(または、少なくとも何らかの形で触れられなくてはならない。例えば、「ハン・ソロを見たかい?」「ああ、酒場にいたよ。だけど、今度は俺たちだけでコトを片付けようぜ!」っていう感じでね。かなり問題があるけど。) 

 今回、このギャップを埋めるのに最も適した人物はもちろん、ルーク・スカイウォーカーだ。だけど、もしこのシリーズを別の登場人物たちに手渡すことになるだけなら、悲しいことだ。僕が言いたいのは、僕らは過去13年に渡ってアナキン・スカイウォーカーの冒険にシビれてたからね(ところでさ、アナキンは向こう見ずだったよね)。スター・ウォーズのファンはオリジナル3部作の登場人物に関連するものは、どんなものに対しても飢えているんだ。理由はよく分からないけど、とにかくこれらの登場人物は少し忘れられてきてるよね。

 もし、『ジェダイの帰還』に対する直接の続編が2015年に発表されるとしたら、主人公はブリッツ・コロン(かなんか)という名前にして、『ジェダイの帰還』から200年後という設定になっちゃうかもね。まあ、もしそうなったら残念なことだけどね。だけど、ディズニーの立場からすれば、もし彼らが真剣にヒット作を出したいなら、これが彼らの取る選択だろうね。

(それで、驚くことではないけど、僕はこれからもエピソード7についてもっと書くよ。)

(原文:'Star Wars: Episode VII': Where Can The Story Go From Here? )
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マイク・ライアン
Huffington Postシニア・エンタテインメント・ライター
翻訳サービス | Gengo
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