ミット・ロムニーに僕らを見捨てる権利はない(モビー)

オーケー、やっと分かったと思う。

ミット・ロムニーは政府の援助を受けている者を軽視している。なぜなら:

1. 彼はお金がある特権階級の出身で、今までに政府の援助が必要だったり受け取ったりしたことがない。そして...

2. 彼はお金がある特権階級の出身で、今までに政府の援助が必要だったりそれを受け取ったりした人を知らない。

僕が知っているほとんどの人が、学生ローン、小さなビジネスローン、メディケア(高齢者医療保険)、メディケイド(低所得者向け医療補助)を問わず、何らかの政府援助を受け取っている。そして僕が知っているほとんどの人が、今では税金を払って社会に貢献している。

僕自身を例にしてみるよ。

僕は、働いているシングルマザーを持つ一人っ子だった。僕たちは経済的にとても苦労して、フードスタンプ(食料費補助)、ソーシャルセキュリティー(年金)、そして政府の援助をもらって生活していた時もあった。そして僕がコネチカット大学やニューヨーク州立大学パーチェス校に通った時も、ペル奨学金と学生ローンをもらった。

だから、ミット・ロムニーによると、僕は「政府に頼っている...所得税を払わない。」47%の中に入っていたようだ。彼ははっきりと言った。「私の仕事は、そのような(政府の援助を受けている)人たちを心配することではない。個人責任や自分たちの生活の面倒を見るように、彼らに説得したりしない。」と。

過去20年間に、僕は個人的に、または仕事上のどちらかで何百万ドルもの所得税を、州や地方、そして連邦政府に支払った。僕は何百人もの人を雇ったけど、その人たちがさらに所得税を支払ったし、その上その人たちが自分でビジネスを始めるというケースも多くあったよ。

だから、僕と母がもらった政府の援助は、上手く使われたと言っても良いと思う。僕は良い大学に行き、良い教育を受けたけど、すべて「政府の援助」のおかげさ。僕と母は食べることが出来たけど、すべて「政府の援助」のおかげさ。医者に見てもらうことが出来たのも、すべて「政府の援助」のおかげさ。その都度家賃を払えたのも「政府の援助」のおかげなんだ。

道路、きれいな水、街灯、警察署、消防署、きれいな空気、図書館、公共の交通機関、電気などは言うまでもなく、すべて政府の資金から来ているもので、そのおかげで僕と母は生き続け、良い生活を送り、教育を受け、安全で健康な生活を送ることが出来た。

ミット・ロムニーは莫大な富を持つ家の出身だ。彼は今までに一度も、政府からの援助を必要としたことが無い。なぜなら、彼の家族は処分に困っているほど莫大なお金を持っているからね。だけど、僕のように、裕福な家庭の出身じゃなく、教育や食べ物や医療や住む所を確保するのに援助が必要だったけど今ではビジネスを始めて税金を払っている膨大な数のアメリカ人がいる。

僕らは「権利を得た」階級ではない、「政府の援助に頼っている」のではない、自分たちを「犠牲者」だと思っていない。

僕らは、不運にも大富豪の親元に生まれなかった何億人ものアメリカ人なんだ。

だから、僕はなぜミット・ロムニーが政府の援助を軽視するのかが理解出来る。彼の両親は何にでもお金を払ってくれて、食べ物にも教育にも医者に見てもらう のにも、何の援助も必要なかったんだからね。ミット・ロムニーは彼の人生の中で、学生ローンを必要とした人を知らないんだ。家族を養う為にフードスタンプを必要とした人を知らないんだ。基本の医療ケアを受けるのに、何時間も診療所で待たないといけない人を知らないんだ。彼は家賃を払えなかった人を全く知らないんだ。

ミット・ロムニーが驚くべき富と特権を持って育って来たというのは理解出来るけど、時折食べ物や教育や住む場所や医療を得るのに政府の援助が必要な人(僕と母のような)を、なぜ彼が軽視して見捨てるのかが理解出来ない。

ミット・ロムニーは富と特権の産物なんだ。かといって、富と特権の産物でない僕たちを嫌って見捨てる権利は、彼には無い。

そうそう、ロムニーの言葉を持ち出したら、なぜかパルプの「コモン・ピープル」が頭に浮かんだよ。

-モービー

君は僕らのことをちゃんと理解することは出来ないよ

だって君が寝ているときも
ゴキブリが壁をはい上がるのを見たら
もし君がパパを呼べば全ての問題を解決してくれるからね

君は絶対に普通の人のようには暮らせない
君は絶対に普通の人がすることは出来ない
普通の人のように失敗もしないだろう
君は自分の暮らしが悪くなるのを見ていられない

-パルプ「コモン・ピープル」

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